Gの魂百まで

ついにbmrの表紙になったDAM-FUNK(ディムファンク)
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去年の来日時に周りで話題になっていたので興味を持ち
じわじわ心を掴まれ、今ガッチリ。

90年代の西海岸ギャングスタ・ラップ黄金期に、スタジオ・ミュージシャンとして
Master PやIce Cubeなどのレコーディングでキーボードを弾いていたという経歴の持ち主。
しかしラッパー用のトラック制作に飽き足らなくなり
一人で独自のインストミュージックを追求するようになったという。

ブギーファンク、フューチャーファンクと呼ばれるそのサウンドは
Oberheim DMXやALESIS HR-16などのビンテージドラムマシンによるビートの上に
Roland JX-8PやαJUNO-1などのアナログシンセを手弾きで多重録音するというスタイル。
つまりMIDIを一切使ってない。
ベースもストリングスも延々同じ繰り返しながら曲の最初から最後まで全部弾いている。

これは実はファンクの王道であって
(ジェームスブラウンはバックバンドのJB'Sに「機械なったつもりで繰り返し弾け」と言っていた。)
音は全てシンセサイザーなのに手弾きによる微妙な揺れがファンクを醸し出すという
時代に逆行したというか、逆転の発想。

しかもMIDIを使っていないので、シンセの音のアタック感が素晴らしく良い。
(MIDIを経由するとアナログシンセは音の立ち上がりが若干悪くなる。)
とにかく気持ちいいシンセの音が、絶妙なグルーヴで演奏されているだけで
特に展開もなく一曲聴かせてしまうファンク・マジック。

自宅のガレージでしこしことチープでアナログな宅録をしていたら
実は最先端の音になっていた、というお手本です。
僕的にはG-FUNKはもちろんのこと、デトロイトテクノの匂いも感じたり。

この自分の曲だけのミックスMP3で、アルバムが断片的に聴けますが
http://www.stonesthrow.com/news/2009/05/dam-funk-mix-on-bbc-mary-anne-hobbs-experimental
CD(2枚組)やアナログ(5枚組!)じゃないとこの音の粒立ち感は伝わりきれないと思うので
ぜひ購入を勧めます。
(この辺もMP3ダウンロード全盛時代への対抗策になっている気がする・・・)
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by tmproduction | 2010-02-23 12:41 | COLUMN


mail:taichimaster@live.jp


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